タイトルでほぼ全部説明しましたが、Stylelintを使う時、既存のconfigで指定されているルールを完全にオフにするには null
を使います。
例えば、stylelint-config-sass-guidelinesとstylelint-config-property-sort-order-smacssを組み合わせて使いたい時、プロパティの並び順のルールがそれぞれ異なるので、単に組み合わせるだけだとルールがコンフリクトしてしまうのですが、不要なルールをオフにすると解決できます。
{ "extends": [ "stylelint-config-sass-guidelines", "stylelint-config-property-sort-order-smacss" ], "rules": { "order/properties-alphabetical-order": null } }
このように設定すると、基本的にはstylelint-config-sass-guidelinesを使いつつ、プロパティの並び順についてはstylelint-config-property-sort-order-smacssのものを使う、という設定が可能です。
オフにするとき何を指定したらいいのか分からず、false
や空配列などを指定していましたが、うまく動かなかったのでStylelintのソースコードをみたところ、 null
を指定するという仕組みだというのを発見しました。
よくみると null
だけでなく [null]
でもいいみたいですね。